離れて暮らす実家に、孫の動画や写真をテレビの大画面で届けられる「まごチャンネル」。
親孝行のプレゼントとして人気があるんですが、買う前に気になるのはいい話のほうじゃなくて、できない事のほうですよね。

よさそうなんだけど、買ってから「そんなの聞いてない」ってなるのが一番いやなのよねぇ~。短所も先に知っておきたいかなぁ~?

その考え方、すごく大事だと思いますよ。この記事では公式サイトに書いてある事だけを根拠に、できない事を正直に並べていきますね!
まごチャンネルのデメリットと短所
どんな機械にも苦手な部分があるように、まごチャンネルにも「これはできません」とはっきり決まっている事があります。
ここに挙げたものは、すべてまごチャンネル公式サイトの「よくあるご質問」に書かれている内容です(2026年9月時点)。私の推測で「たぶんできない」と書いたものは一つも入れていません。

① 本体代とは別に、毎月のサービス利用料がかかる
まごチャンネルは本体を買って終わりではありません。ここが一番つまずきやすいところだと思います。
公式サイトに出ている費用はこちらです。↓
| かかるお金 | 金額 |
| 受信ボックス本体(定価) | 19,800円(税込) |
| サービス利用料 月額プラン | 1,628円(税込)/月 |
| サービス利用料 年額プラン | 16,500円(税込)/年(月換算1,375円) |
| 配達員による設置サービス(希望する場合) | 5,280円(税込) |
出典:まごチャンネル公式サイト(2026年9月時点)
本体が19,800円で「親孝行のためならこれくらいは」と思った直後に、毎月の利用料も要ると知って手が止まる方が多いんですよね。
ただ、この利用料が何に使われているかを知ると、見え方が少し変わると思います。
まごチャンネルの受信ボックスには、携帯電話と同じ通信回線(LTE)が本体に内蔵されています。だから実家にWi-Fiもインターネット回線も無くていい。つまり月々の利用料は、実家側の通信費そのものなんです。

実家の回線契約が要らない代わりの料金、ということですか?

そういう見方ができると思います。実家に光回線を引いて工事して、親御さんにWi-Fiの設定を覚えてもらって……と考えると、手間のほうが大変かもしれませんね!
② 支払いはクレジットカードだけ
サービス利用料の支払い方法は、公式サイトに「現在のところ、クレジットカードでのお支払いに限らせていただいております」と書かれています。
口座振替やコンビニ払い、代金引換では契約できません。カードを持っていない方には、ここが一番大きな壁になります。気を付けて下さい。!
ただしカードの名義は契約者ご本人でなくても大丈夫で、ご家族名義のカードも登録できると公式に書かれています。親御さんに贈る場合でも、支払いはご自身のカードにまとめられるということですね。
③ 実物を見てから買えない
まごチャンネルは家電量販店では取り扱いがありません。公式サイトでも「現在、家電量販店ではお取り扱いがありません」とはっきり書かれています。
買えるのは、まごチャンネルストア(公式)とAmazonです。つまり手に取って大きさを確かめてから決める、ということができません。
この点を補うものとして、30日以内の返品が用意されています。
| 項目 | 公式サイトの案内 |
| 期限 | 購入から30日以内 |
| 対象 | まごチャンネルストアまたはAmazonで購入したもの |
| 返ってくるお金 | 本体購入代金とサービス利用料 |
| 返送の送料 | お客様の負担 |
| Amazonで買った場合の連絡先 | Amazonではなくまごチャンネルのサポートセンター |
出典:まごチャンネル公式サイト(2026年9月時点)
最後の行、ここは本当に気を付けて下さい。! Amazonで買ったからとAmazonに返品してしまうと、まごチャンネル側に個別の連絡が行かないので、サービス利用料だけ請求され続けると公式が注意しています。
④ 双方向の通話はできない
まごチャンネルは、こちらから実家へ送る一方通行のサービスです。テレビ電話のように顔を見ながら話す機能はありません。
実家の親御さんの側からは、動画や写真を送り返すこともできません。できるのは、届いたものを見ることと、気に入ったものを「お気に入り」に登録することです。
ただし実家で見たことは、こちらのアプリに自動で通知が届きます。「ご実家で見始めました」という形で分かるので、会話が一方通行というわけではないんですね。
⑤ スライドショーの一時停止ができない
テレビで写真が次々に流れていくスライドショー、これを途中で止める機能が今のところありません。
公式サイトでは「申し訳ございません。現在、一時停止の機能はございません。今後開発する予定です」と案内されています。今後つく予定はあるということですね。
⑥ 受信ボックスから写真や動画を取り出せない
実家のテレビに届いた動画や写真を、USBメモリーやパソコンに書き出すことはできません。
公式サイトの説明は「まごチャンネルはテレビ画面での視聴を目的とした製品のため、パソコンなどへの出力には対応しておりません」。テレビで見るための機械であって、保存庫ではないという考え方なんです。
ちなみにですが、写真のプリントだけは別枠で用意されています。受信ボックスからは印刷できませんが、送る側のスマホアプリから写真プリントサービスを利用できます。
⑦ スマホ以外で撮ったものは送れないことがある
ビデオカメラやデジカメで撮った動画は、まごチャンネルが対応していない形式になっている場合があります。
公式が「送信できる」と保証しているのは、次の端末で撮影したものだけです。
- iPhone 8以降
- iPhone SE 第二世代以降
- docomo/au/SoftBankから正式に発売されたAndroid 6.0以降のスマートフォン
デジカメやビデオカメラの映像を一度スマホに取り込んでから送る方法も、「送れる場合が多いことは確認している」という表現にとどまっていて、動作を約束してはいません。
それと、意外と見落とされるのがこちらです。↓
- 1.5GBを超える動画は送れない
- SDカードなどスマホ本体以外に保存した写真・動画は送れない
- 他の方のスマホで撮ったものをLINEなどで受け取った場合、形式が変わっていて送れないことがある
「送れない動画がある」という話の多くは、このあたりが原因になっていると思いますよ。
⑧ 本体の容量には上限がある(拡張は有料)
受信ボックスに保存できる量は、公式サイトによると写真なら約5万枚、1分程度の動画なら約2,000本。一般的な使い方で2〜4年分とされています。
ではいっぱいになったらどうするか。2つの方法が案内されていますが、どちらも受信ボックスを一度送り返す必要があります。
| 方法 | 内容 |
| 容量を増やす(有償) | 本体を送って拡張してもらう。一例として7,000円(往復送料込・税込)と案内されています |
| 消して空ける | アプリから削除したあと、本体をサポートセンターに送って調整してもらう |
出典:まごチャンネル公式サイト(2026年9月時点/料金は変更される場合があります)
アプリから消すだけでは本体の空き容量が戻らない、というのがポイントです。上限が近づくとまごチャンネル側から案内が来るので、そのとき相談する形になりますね。
⑨ 契約の一時中断ができない
「しばらく実家で使えないので、その間だけ止めたい」——これはできません。
公式の回答は「残念ながら承ることができません」。入院や長期の不在など事情がある場合は、サポートセンターに相談してくださいと書かれています。
なお実家が引っ越しても、そのまま使えます。接続するテレビが変わっても同じように使えると公式に書かれているので、住所が変わるだけなら解約は要りません。
⑩ 解約すると、同じ本体では二度と契約できない
これが一番重いデメリットかもしれません。公式サイトにはこう書かれています。
- 契約終了後、スマホのまごチャンネルアプリは使えなくなる
- 契約終了後、受信ボックスもサポートの対象外になる(見られない状態になることが予想される)
- 契約終了後、同じ本体で契約を再開することはできない
つまり、解約した本体はそのあと使い道がありません。中古として売ることもおすすめできません。
実際、公式サイトには「オークションなどで手に入れた受信ボックスは利用できない可能性がある」という注意まで出ています。前の持ち主の写真が残っていて消せない、未払いがあると通信が止まっている、未使用でも無料期間が過ぎていれば解約扱いになっている——といった理由です。

じゃあ中古で安く買うのはやめたほうがいいのねぇ~。

公式が「使えない可能性がある」と書いている以上、安く買えても動かなければ意味がないですからね。正規のルートで買うのをおすすめします。
解約の手順と、その前に確認しておく事はこちらにまとめました。↓

昔よく言われていたのに、今は解消されているもの
ここが実は一番お伝えしたかったところです。
まごチャンネルは2016年から続いているサービスなので、ネット上には何年も前の情報がそのまま残っています。すでに解消されているのに、デメリットとして書かれ続けているものがあるんですね。
「パソコンからアップロードできない」→ 今はできます
以前はスマホのアプリからしか送れませんでした。パソコンの中にある写真を送りたければ、いったんクラウド経由でスマホに戻してから送る、という手間が必要だったんです。
今はパソコン用のアップロードページが用意されています。公式サイトの「Webアップロード機能」がそれです。
- パソコンのブラウザで専用ページを開く
- アプリで設定済みのメールアドレスとパスワードでログインする
- 写真や動画をアップロードする
扱える形式は jpeg・jpg・png・mp4・mov・HEIC・HEIF。1ファイルあたり1.5GB以内かつ動画は40分以内という条件が付きます。

アプリ経由より長い動画が送れるんですね。

そこに気付くのはさすがですね! 運動会や発表会のような長い動画はパソコンから送る、と使い分けられるようになったわけです。
「3G回線だから数年で使えなくなる」→ 今はLTE(4G)です
3G回線のサービス終了が話題になった頃、「まごチャンネルも使えなくなるのでは」という心配がよく出ていました。
これについて公式サイトは「以前のモデルでは3G回線を使用していましたが、現在販売しているモデルはすべてLTE回線を使用しています」と回答しています。今から買うものは該当しません。
「アルバムは5種類」→ 今は4種類+年ごと
細かい話ですが、テレビで見るときのアルバムの種類も変わっています。
今は「新着」「動画のみ」「お気に入り」「ランダム」の4種類、それに加えて撮影された年ごとに見られる形になっています。振り分けは自動です。
まごチャンネルの評判で気になる点を、ひとつずつ公式の回答と突き合わせた記事はこちらです。↓

デメリットを踏まえて、それでも選ばれている理由

ここまで10個のデメリットを挙げてきましたが、並べてみるとある共通点が見えてきます。
「取り出せない」「一時中断できない」「再契約できない」——どれも、実家側に何も操作させないために割り切っている部分なんです。
実家側でやる事は、テレビの入力を切り替えて、リモコンのボタンを押すだけ。Wi-Fiの設定も、アプリのインストールも、IDとパスワードも要りません。機械が苦手な親御さんに使ってもらうために、機能のほうを減らしてあるんですね。
そう考えると、デメリットの多くは「誰のための機械か」がはっきりしている事の裏返しだと思いますよ。
✨ 実家にネット環境が無い・親御さんがスマホを使わない ⇒ まごチャンネルが向いています
✨ 写真を大量に整理・保存したい ⇒ 別の製品のほうが向いています
✨ 顔を見ながら話したい ⇒ まごチャンネルではできません
まごチャンネルの詳細・最新価格はこちら↓
まとめ
まごチャンネルのデメリットを以下にまとめました。
- 本体19,800円(税込)とは別に、月1,628円(税込)または年16,500円(税込)のサービス利用料がかかる
- 支払いはクレジットカードのみ(名義は家族でも可)
- 家電量販店では買えない。ただし30日以内の返品がある
- 通話はできない。送るのは一方通行(見たことは通知される)
- スライドショーの一時停止ができない(今後対応予定)
- 受信ボックスからパソコンなどへ取り出せない
- 1.5GB超の動画・SDカード内のファイルは送れない
- 容量は写真約5万枚・動画約2,000本。拡張は有料
- 契約の一時中断はできない
- 解約すると同じ本体では再契約できない。中古で売るのもおすすめできない
そして、「パソコンから送れない」「3G回線」という情報はすでに古いということも押さえておいてください。今はどちらも解消されています。
デメリットを先に知ったうえで納得して選べたなら、そのほうが後悔は少ないと思いますよ。

